blog
スタッフが日々の中で感じ取った出来事などを綴ります。
インダストリアルが、好きだからブルックリン
こんばんは K・インダストリアルの山際です。
タイトルの通り、何故?? ブルックリン??
それは、古き良き物の素材を、ありのままに デザインとし、
素材の持った質感を魅力とした 重厚感と迫力を押し出したデザインだからです。
そこには、日本人特有の繊細感ではなく 配色や素材の色等のバランスを重んじた大胆さが 魅力だからです。
自分は、25年あまり日本の住宅の作り手である大工として 現場に携わってきました。
その時間は、日本古来から有る 和風建築、日本人が日本の発想による現代建築に費やして来ました。
しかし、そこには、何時も疑問が有りました。 それは、住まい手にとっては、あまり拘りの無い変な拘りでした。
納まり一つでも、こうでないと可笑しい!!
という事が多々有り そこに、拘り手間を費やす。 そんな、ある時 インダストリアル・デザインという物を知りました。
それは、素材の質感を全面に押し出し、感性や全体に飛び込んでくる視覚を ストレートにアピールしてくる物でした。
まさに、迫力の一言。高価な材料を使い、技術をアピールするが如く 繊細な細工を良しとする建築の真逆いくデザイン。
そんなところが、捻くれている自分に合うのか (( 鉄 ))
腐らない!錆びない!軽い!などメリットばかり気にしていないで
重い!錆びる!など時間に対して表情を変えるアイアン(鉄)に 魅力を感じてしまいました。
腐る!!なら厚めな物を使い、アルミやステンレス並みに持つように!!
重い!!なら自分たちが我慢して施工すれば、住む人には問題ない!!
それを超えれば、時と共に表情を変える素晴らしい物が手に入る
(( コンクリート )) 綺麗ではなく、あくまでも人が一生懸命やった後が残る風合い 手作り感が大事だと思います。
洗練された技術で、表現する醍醐味!!それは手を抜いて作るのではなく 持てる技術と知識で形にすると言うことです。
(( 木 )) 日本では、気に対して節の無い物が良いと言う認識があり 年輪や目の詰み方、節の有無で評価されていると思います。
しかし、木も用途により適した物があり、その物が年月を重ねた時こそ 表情が素晴らしい物に見えると思います。 正に、節も釘穴もその一つだと思っています。
そんな事を思いつつ出来た物が K・ブルックリンです。